OL(オーエル)という言葉は、1964年に日本の某女性週刊誌が行った公募の結果生まれた正真正銘の和製英語です。Office Ladyの頭文字を取って、OLとしたらしいですが、本来の英語表現では、男女を差別せずにan office workerと言います。したがって、英語圏で無理やりOffice LadyもしくはOLを使うと、差別用語と受け取られる可能性があります。

また、an office workerという言葉は、有名な和製英語のサラリーマン(salary:給料とman:男)という単語の英訳としても使われますが、実は英語圏ではan office workerという表現は、それほど使われません。日本では職種よりも、オフィス(office)で働いているか、否かの差がより重要ですが、英語圏ではオフィスで働いているか、否かより、職種、オフィスの中でどのような仕事をしているか(例えば、経理なのか、商品開発なのか、営業なのか、秘書なのか)がより重要だからです。